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贋作(偽物)が多いコインと見極め方 〜アンティークコイン編〜

  • 執筆者の写真: 忠司 吉田
    忠司 吉田
  • 2024年8月4日
  • 読了時間: 3分

更新日:2024年12月23日


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贋作を見極めることももちろん大事ですが、

どのようなコインの贋作が多いのかを知っておくことも重要です。


今回は贋作が多く作られているコインと

見極め方の参考になる情報を紹介していきます。



【アンティークコイン編】

こちらは大手第三者鑑定機関であるNGCが公表している

「贋作が多いコインTOP25」から引用させていただきました。

本記事ではそのTOP 3を紹介させていただきます。

(TOP4以降気になる方は下記リンクをご参照ください)


〈贋作の見極め方〉

こちらでは贋作を見極めるポイントを少し紹介しておりますが、

贋作を見極めるのはプロでも難しいです。

信頼できる鑑定機関で鑑定されたものを買うのが無難です。

但し、鑑定書(スラブケース)も偽造されている可能性もあるので、

やはり信頼できるオークションハウスやディーラーから購入するのが良いかと思います。


大手の海外オークションでも(特に古代コインの場合は)

大手第三者鑑定機関で偽物判定されたコインでも返金をしない業者がいます。

(古代コインの場合、IBSCCなどに鑑定してもらえれば返金してもらえるケースもあります。詳細気になる方はお問い合わせください)

そのため返金ポリシーを確認しておくことも非常に重要です。

但し、外国語で返金ポリシーや細かい返金条件を確認するのはハードルが高いです。 ACMでは入札代行・買付代行のご相談も承りますので、お気軽にお問い合わせください。



① 凹み、不自然な工具の跡

本物のコインから型を転写しているため、もともとのコインについている傷や

工具の跡などがつきやすくなっています。


また、同じ箇所に同じような傷がついているコインが複数枚ある場合も偽物と思ったほうが良いです。


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②細部が不鮮明

やはり本物の型を使っていないので、細部が不鮮明なことが多いです。

(あとに紹介するフランス領インドシナ テールのように、逆に贋作のほうが細部が鮮明な

場合もあります・・・。)


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③重量が異なる、直径が異なる

重さや長さを測ってみてください



④エッジを確認

オリジナルと異なるエッジの模様やパターンや、つなぎ目を確認。

贋作は特に、エッジに不自然なつなぎ目がある場合が多いです。

(スラブに入ってしまっている場合は確認するのが困難です。エッジが見れないのもスラブ入りに反対する人々の理由の一つです)



④素材の確認

少々手間がかかりますが、金/銀/銅などの素材を確認してみるのも一つの手です。

ただし、偽物コインであっても、純金で作成している場合などもあるので注意が必要です。




〈贋作が多いコインランキング〉


1位:1987年 ロシア15ルーブル

1200万枚ほど鋳造されているコインですが、非常に人気が高くコインです。

そのため贋作も作れています。


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2位:1892年 韓国 5両(5Yang)

2万枚ほど鋳造されているコインで、個性的なデザインや

希少性からアジアはもちろん世界中のコレクターからの人気を集めているコインです。

人気に伴い、偽物も増えています



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3位:1943-1944年 フランス領インドシナ テール

シンプルなデザインのため、偽造の型を作成するのが容易です。

このコインの場合は珍しく偽物のほうが本物よりも細部が鮮明です。


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以上。




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