コインオークション大手のROMA NUMISMATICSの創業者逮捕！

Roma Numismaticsの創業者であるRichard Beale（リチャード・ビール）氏が逮捕されていたことがわかりました。

こちらはコイン業界に従事する方なら誰もが知っている大手コイン業者の衝撃的なニュースです。

逮捕の理由は、偽物のコインをオークションに出品していたためで、 窃盗罪、盗品所持罪、詐取等の容疑で起訴されているようです。

問題となってコインは2020年10月にハンマー324万ポンドで落札された、 ブルータスが発行したユリウスカエサルの暗殺を描いたコインで有名なコイン Brutus Eid Mar-type gold aureus（ブルータスアウレウス金貨）でした。

コレクションと称したコインを販売して、恐らく証明書も偽造していたとのこと。 他にもアレキサンダーのデカドラクムを違法入手した余罪でも調査されているらしいです。 オークション時のコイン詳細欄には「カナダのプライベートコレクション」や「ヨーロッパのプライベートコレクション」と称して出品していたようです。

このような大手オークション会社から購入したコインのほとんどは偽物と判定された時点で返金を要求することができる場合がほとんどですが、やはり鑑定・返金・消費税の還付請求等々の手間を考えると高額の裸コインは細心の注意を払って購入する必要があります。