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【特集】キリスト肖像コイン

  • 執筆者の写真: 忠司 吉田
    忠司 吉田
  • 2024年5月26日
  • 読了時間: 2分

更新日:2024年12月23日


キリスト肖像コイン ビザンチン ビザンツ

世界人口の30%を超えると言われているキリスト教信徒。

全世界では24億人、

古代コインの先進国アメリカではキリスト教信徒が75%も占めている

世界最大の宗教と言われております。

そんなキリスト教の歴史と信仰が刻まれた「キリストが載っているコイン」についてご紹介します。


キリストが描かれたコインは、歴史的にも宗教的にも非常に価値のあるものです。

これらのコインは、主に東ローマ帝国・ビザンチン帝国時代に鋳造されました。

特にビザンチン帝国のコインには、イエス・キリストの肖像や宗教的なシンボルが多く見られ、そのデザインには宗教的なメッセージを強く反映しています。


このように歴史と文化を反映しているものは時を経ても値下がりしにくく、

安定的に値上がり傾向で、

特に熱心なキリスト教徒の間では常に人気のあるコインです。


東ローマ帝国のテオドシウス1世(在位379-395年)は

はじめてキリスト教を帝国の国教としましたが、

旧約聖書では偶像崇拝を禁止していたため、それから数世紀の間キリストがコインに誕生することはありませんでした。


はじめてコインに誕生したと言われているのは692年頃、

ユスティヌス2世(Justinian II)が鋳造したコインに長髪でヒゲの生えた人物の肖像と

イエス・キリスト、統治する者たちの王」という刻印を入れたコインです。



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これには諸説ありまして、

450年頃に発行されたマルキニアス(Marcian)とプルケリア(Pulcheria) の

結婚を記念して作られたコインの中心に描かれている人物はキリストを

象徴しているではないかという説もありますが、

当時はキリストの象徴は羊や十字架であり、人物として描かれることがなかったため、

ユスティヌス2世のコインが元祖であることが最有力です。





その後キリストの肖像が載っているコインが次々と作られていきます。


・ビザンチン帝国 842-867年 ミカエル3世のソリダス金貨 (こちらのコインは2014年にヘリテージオークションにて70400USD

 当時の為替で750万円で落札されています)

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・ビザンチン帝国 912-913年 アレキサンダーソリダス金貨

(こちらのコインは2024年にヘリテージオークションにて90000USD

 当時の為替で1300万円で落札されています)


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また、キリスト肖像の古代ローマ・ビザンチン帝国コインも随時販売していくので、

是非チェックしてください。

 
 
 

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