NGC ⇔ PCGS間でより高いグレードを狙って再鑑定ができる「クロスオーバー」とはどういうサービス?
- 忠司 吉田
- 2023年11月11日
- 読了時間: 2分
更新日:2023年11月16日
題名にもある「クロスオーバー」と呼ばれているサービスについて解説します。

PCGSで鑑定されてスラブに入ったコインをそのまま(スラブを割らずに)
NGCに提出して鑑定してもらえるサービスで、
鑑定の結果、同じグレードまたはそれ以上であると判断された場合は、
NGCのスラブに入れ替えてもらえるというサービスです。
なお、同じグレード未満の場合はPCGSのスラブのまま返却してもらうことも可能です。
これはPCGSでも同様のサービスを展開しており、
NGCで鑑定されたスラブに入ったコインをそのまま(スラブを割らずに)
PCGSに提出して鑑定してもらうこともできます。
具体的な例をあげるとPCGSで60というグレードがついたコインがあるとします。
NGCでクロスオーバーに出す際は60以下(1-60)のグレードを指定して、
その指定したグレード以上であればNGCスラブに入れてくださいという希望を出すことが可能です。
しかしPCGSで60だったのを、
NGCで61以上だったらNGCのスラブに入れてくださいという希望を出すことはできません。
(元のグレードよりグレードが高い場合のみスラブを入れ替えてもらうことはできない)
PCGSは古代コインの鑑定を行っていないので、古代コインは対象外となりますが、
アンティークコインの場合はチャレンジしてみるのも良いかもしれませんね。
〈PCGS公式サイト:クロスオーバー〉
https://www.pcgsasia.com/crossover?l=ja
〈NGC公式サイト:クロスオーバー(英語サイト)〉
https://www.ngccoin.com/news/article/1335/



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